地図
柿崎川上流
柿崎川の様子
5月11日夕方5時、柿崎川上流に到着。
柿崎川ダムより上流の川幅は狭く2~3mほどしかありません。しかも川原がほとんど無く両サイドは護岸された土手です。
平時の水量であれば、膝ぐらいの深さで流れています。各所にある大岩のつくる落ち込みのところは腰ぐらいの深さがあり、川底はトラウトたちの絶好の隠れ家となっています。
土手にはえた木々の枝が覆いかぶさりトンネルのようになっています。そのため日陰が多く日中でも虫が飛びかっています。
フライラインを出し過ぎると、すぐ枝に引っかかってしまうフライには向いていない川です。
でも、日中のライズは起きませんがトラウトの水面への反応は良く、いつ来てもドライフライで楽しめます。なので、ついつい通ってしまうのです。
水温を測ると13度でした。
新しい竿と記念撮影
黄色いカゲロウが飛んできて、私の腕に止まりました。たぶんモンカゲロウです。3㎝ぐらいの美しい水生昆虫です。トラウトたちの好物です。
7時前には日が沈みます。あと1時間ほどで真っ暗闇になります。薄暗くなっても見やすい白系で大きめの毛鉤をつけて釣り上がりました。
最初の深場に着きました。泡の消えかかるところに、ふわりと毛鉤を落とします。
ぷっかりと浮いた毛鉤が流れに乗って戻ってきます。ラインスラッグを左手で回収しつつ、いつでも合わせられるように身構えます。
「コポン」とアタックしてきました。最高に気持ちいい瞬間です。
「よし!」思わず声がでてしまいます。スパッと竿を立てて合わせました。
合わせが決まり、魚の引きが伝わってきます。なかなかの手ごたえでした。
フライラインを手繰り寄せランディングネットでキャッチします。上手くいきました22㎝の岩魚を釣ることが出来ました。
メジャーで体長を測って、竿と並べて記念撮影しました。
岩魚は水から上げても横にならない魚です。腹を下にして立ってます。横にするのに一苦労しました。写真が撮りにくいです。
この竿は、今日おろした新品です。リールもラインもおろしたての新品でした。記念すべき1匹目が釣れましたので写真を撮りました。
この竿は、イギリス王室御用達のHARDY社フェボライト7.6ft#3・4、2piecesというRod(竿)です。(竿のインプレッションは後日紹介したいと思っています)
イワナさん遊んでくれてありがとう。と感謝しリリースしました。
イブニングタイムの時間は、あっという間に終わります。急いで、フライをリフレッシュさせて、釣り上がりって行きます。
小場所はスルーして、一級ポイントに絞って上がって行きました。
ライズ発見
深場のポイントでライズしている魚がいました。
静かな波紋しか残さないライズでした。周期的に同じ場所で波紋が起きます。
小さいハヤかな?と思いました。
その波紋を通るように毛鉤を投げました。
ぷかぷかといい感じで毛鉤が流れ、波紋のところに向かいます。
穏やかに毛鉤が消えて、波紋がたちました。ピシッと合わせを入れます。
波紋を起こしていた魚の正体は、イワナさん24cmでした。
警戒心がない状態だったイワナさんは、水面近くに定位して、流下してくる虫を待ち構えて捕食していたのでしょう。魚体は反転することなく上流にむいたまま捕食しているので小さい波紋だけのライズになっていたと思います。(たぶん)
一方で、物陰に身を隠している魚さんは、川底から水面にアタックしてくるのでバシャとスプラッシュが上がるライズとなるのでしょう。
一見して、小ハヤのライズだと思ってしまう波紋も狙う価値ありと思わせる出来事でした。
日が落ちて辺りは一気に暗くなりましたので今日はここまでです。
日が落ちてからライズが始まりました。賢い魚さん達だなと思いながら川を後にしました。
まとめ
- 上流の川幅は狭く2~3mほどしかありません川原がほとんど無く両サイドは護岸されてます。
- 木々の枝が覆いかぶさりトンネルのようになっています。フライが枝に引っかかってしまうフライフィッシングには向いていない川です。
- イブニングタイムの時間は、あっという間に終わります。暗くなってからの川歩きは非常に危険です。
- 一見して、小ハヤのライズだと思ってしまう波紋も狙う価値あります。ライズの波紋の大きさと、魚の大きさは比例しません。
- イワナさんは横たわってくれません。写真撮影は苦労します。
- 日が落ちてからライズが始まる川です。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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