地図
万内川 合流部
万内川 高速道上流部
関川水系矢代川支流万内川
万内川は水量豊富な里川です。(googleストリートビュー)
関川水系矢代川支流万内川は、約7キロ流路ある支流です。上流には新潟県砂防発祥の地として砂防公園が整備されています。
上流域は堰堤、砂防ダムの工事の先駆けとなった川らしく、高い堰堤が並んでいます。
矢代川との合流部から開けた河原が続きます。徐々に木々が覆いかぶさる藪沢となって行きます。
合流部から上の橋までフライフィッシング向きの河原です。砂防公園の巨大堰堤下にも岩魚・山女魚さんがいます。
川を管理しているのは関川水系漁業協同組合です。イワナ・ヤマメの放流量は少ないものの、魚影は濃いようです。
日中は渋い
14:00ごろ合流部から釣り始めました。8.3フィートの#3番ロッドに16~17フィートのロングリーダにしています。パイロットフライはいつものパラシュート黄色の♯12番をつけました。
開けた河原を流れる川は、日中は魚の反応が渋いです。日陰がないので警戒心が強くて、なかなか水面まで追ってきません。
虫(カゲロウ・カワゲラ)も直射日光を避けて日陰でじっとしています。草や木の葉の裏に隠れています。
初めてこの川に来たときは夕暮れ時でした。イブニングライズが丁度はじまり、意外と簡単にヤマメさんが釣れました。そのライズの多さに驚き「この川は、凄くいっぱい魚がいるぞ」と感動したものです。
しかし、魚はいるはずですが陽射しが強いせいなのかドライフライには反応ありません。5月下旬はカゲロウ、カワゲラが盛んに羽化するフライの盛期なのに、まるで魚のいない場所で釣っているようです。魚の気配がありません。
そのうち食い気のある活発な魚さんが毛鉤を食ってくるだろうと、へとへとになるまで釣り上がりましたが1匹も釣れませんでした。
17:00ごろ合流部に戻りライズを待つことにしました。・・・・魚がいるのが判ってますので粘ります。ボウズはいやですから。
イブニングライズ
18:00ごろ山影に日が沈んで薄暗くなってきました。車から降りて川原に向かいます。
まだ明るいうちに新しいティペットに交換して白系のパラシュート♯14を結びました。(暗くても見やすい毛鉤を選びました。)
ライズしないか川面を監視します。あたりに小カゲロウが飛んでいます。日が陰って葉っぱの裏から出てきたのでしょう。虫が活動し始めました。
ライズも始まりました。心臓が高鳴ります。
沈み石の影響で流れが複雑に変化している辺りで捕食しているようです。
一番近いライズから狙っていきます。フライラインがビシャと水面をたたかないように注意しながら、水面近くを毛鉤が通るようにサイドキャスト(竿を横に倒し)気味にライズの上流1~2mに毛鉤を届けます。(Akio流のU字キャストで毛鉤がティペットより先に流れるようにしました。)
毛鉤が着水と同時にメンディング(フライラインだけを上流側へ打ち直す)して、ライズポイントまでナチュラルドリフトするように祈ります。←Akioのルーティンワーク
ポコと小さい波紋をのこして咥えてくれたのは、ナイスサイズのヤマメさんでした。記念撮影は後回しにします。ヤマメさんはネットに入れてキープしておきます。
次のライズを狙います。辺りは急に暗くなり始めギリギリ毛鉤が見える暗さになってます。
毛鉤を見失わないように基本のオーバーヘッドキャストでフワっと毛鉤を落とします。微妙に不自然な流れ方でした・・・「バシャ」と派手なスプラシュを見せたのはヤマメさん21㎝でした。
2匹釣り上げたところで、もはや毛鉤が見えない暗さになってしまいました。
フライ仲間に自慢するために5~6匹釣り上げてから写真に納めようと企んだのですが、もう真っ暗です。ライズはまだ続いていましたが釣りは終了です。
2匹仲良く記念撮影して本日は納竿しました。
まとめ
- 万内川は合流部から上の橋までフライフィッシング向きです。
- 開けた河原がある川は、日差しが強いと魚の反応が渋いです。
- イブニングライズを見ると魚は沢山いるのが判ります。
- U字キャストで毛鉤がティペットより先に流れるように狙いましょう。
- イブニングライズが始まると、すぐに日は落ちるので、トラブルで時間ロスしないように注意しましょう。
- 真っ暗になる前に川から上がりましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。よろしかったら他の投稿記事もご覧くださいませ。Akio
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