小滝川 (新潟県糸魚川市)

小滝川_フライフィッシング 姫川(新潟県糸魚川市)
EPSON MFP image

ロッククライミングで有名な明星山の麓を流れる川

新潟県糸魚川市、姫川水系、小滝川はフライフィッシング向きの川です。上流に巨大魚伝説のある高波の池があり、ロッククライミングで有名な明星山の麓を流れています。また、川原での採取は禁止されていますがヒスイの産地で小滝川ヒスイ峡なる観光名所があります。この川は放流量の多い糸魚川内水面漁業組合の管轄になります。

地図

小滝公民館付近

ヒスイ峡

5月の盛期に小滝川に行ってみた

北陸自動車道・糸魚川インターから10分ほどで小滝地区公民館に着きます。公民館より下流側の橋から入渓しました。水温13℃、クリアな水色で、何やら羽虫も飛んでいます。さらに詳しくインセクトネットまたはインセクトミットで流下物を調べればフライチョイスの参考になるのですが、面倒くさくてほとんどの場合やらないで釣り始めてます。見渡す限りの視野内にライズは無いです。川の左側は崖になっていて木々がナイスな影を作っています。時刻は8:00です。右側はゴロタ石の川原になっています。

ゴロタ石の川原側を釣り上がって行きます。用水路?小さい支流が(左の)崖側から流れ落ちて本流と合流しているところにエルクヘアーカディス#13を投げました。ドラグフリーで流れ始めた毛鉤に「カポッ」と吸い込んだのはイワナさん22㎝でした。解禁3月時は黒くサビ色だったイワナさんも美しい模様に復活してました。おまけに腹パンパンです。ストマックポンプで胃の中身を調べると黄色ラーバ(芋虫みたいな形)黒いラーバが大量に入っていました。羽虫の残骸も少し入っていました。羽の残骸からユスリカとかガガンボを食べているのかなと思いました(羽の形から推測、根拠なし)。メイフライ(カゲロウ)とわかるものは入ってていませんでした。

フライフィッシング
ニッコウイワナ(写真ACからDL)

サイトフィッシングから学ぶことは多いです

少し釣り上がると大きな深めの溜まり(プール)がありました。水の透明度が高いので川底の石までしっかり見えてます。流心部の川底に定位している魚が見えました。水中の流下物を捕食していたと思います。見えてる魚を釣ることをサイトフィッシングといいます。

その魚の頭上を通るように毛鉤を放り込みました。魚が毛鉤に反応して水面に浮いてきました。「食え」(Akio心の声)。しかし、食べる寸前に川底に戻って行きました。何回か攻めましたが結果は同じでした。何が悪いのか?ドラッグなの?ティペットが太いの?毛鉤がマッチしてないの?Akioコンピューターは煙をあげながら次の手を考えます。

ティペットを6X(0.6号)の太さから、7X(0.4号)に変えて、しかも、ちょっと長めにしました。ついでに、毛鉤もシルエットが違うパラシュートフライ#14に変えました。

「いざ勝負!」(Akio心の叫び)

今まで使っていたエルクヘアーカディスはターンオーバーしやすい毛鉤で目標にスパッと落ちてくれますが、パラシュートは最後に失速しふわわわんとゆっくり落ちます。その結果、ほぼ魚の上に着水しました。再度パラシュートフライであることを補正して目標にキャストしました。毛鉤を見つけた魚さんが浮いてきました。「食え!食え!・・」次の瞬間「カポン」と出てくれました。スパッとアワセてフッキング成功。「やったー!」(Akio心のお叫び)。

ぐんぐんと引いてくれたのは25㎝のヤマメさんでした。サビが抜けて明るい体色になっていて、とてもビューティフルでした。このヤマメさんの写真はAkioの部屋に長い間飾ってましたが、現在どこに仕舞ったか行方不明でございます。ストマックポンプで食べていたものを見るとカディスピューパ(黒や黄色のイモムシみたいでした)が多かったです。

サイトフィッシングでは毛鉤に対する反応を観察できますので、釣れるまで(見失うまで)色々と試すことが実際の目でで学べます。なかなか定位している魚は見つかりませんが、機会があったらスキルアップのチャンスですよ。

やまめ_フライフィッシング
代替イメージ(写真ACからDL)

小滝川の小さい流れ込み

池のような水深がある一級ポイントが多い小滝川ですが、意外に浅い小さい流れ込みが竿抜けポイントで魚が残っています。どうやらエサ釣り師もルアーマンもスルーしているようです。

膝下ぐらいの浅瀬でも、小型の全くスレていないイワナ・ヤマメさんが隠れていたりします。

ジャバジャバ川通しで歩かずに、小さいポイントも丁寧に狙ってみてください。「え、ええ~こんな浅いところにいるのォ~」てな感じでかなり楽しめますよ。

フライフィッシング イワナ背びれ
浅いところにもイワナさんいます(写ルンですで撮った)
フライフィッシング いわな
浅いところでも、おなか膨らむまで食べてます(写ルンですで撮った)

まとめ

  • 小滝川の5月は盛期が始まっていました。
  • 水質はとても綺麗です。渓相も枝などの障害物が少なくフライ向きです。
  • 日陰の区間が多いです。(時間帯で違いますが)
  • 水深がほどよい池のようなポイントが多いです。
  • サイトフィッシングはスキルアップのチャンスです。
  • クリアウオーターで日中のときはティペットを細くした方がいいです。
  • 浅いところも丁寧に探ろう。
  • 小滝地区はクマ出没注意地区です。(戦う準備は整ってますか(笑))
  • Akioはここ小滝川で、土手に登って行くクマを目撃し、腰を抜かしたことがあります。本当の恐怖を感じると人は足に力が入らなくなるんですね。(クマとは100mぐらい離れていましたけどマジでビビりました。)経験談

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。ほかにも釣り場紹介・釣行記を投稿してますのでよろしかったら見てくださいまし。Akio

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