フライフィッシング の書籍などで、釣れた魚が何を捕食していたのかを説明するのに、白いシーャレにしわくちゃなになった虫の写真が載ってますよね。ストマックポンプで胃の内容物を吸い取った写真ですね。自分の良く行く川で、どんな物を魚は食べているのか季節季節で調べておくとフライフィッシング 上達に繋がります。そして、フライを巻くのに非常に参考になります。
今回は、そのストマックポンプの使い方を記事にまとめてみました。
ストマックポンプを購入しても、説明書らしき使用方法を記載されているものは同封されてないものがほとんどです。店頭でお買い上げであれば、店員さんに使用方法を聞くといいでしょう。色んなコツを教えてくれますよ。
ネットで買った場合は、このAkioの記事を読んで下さいね。
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ストマックポンプの使用方法
魚が釣れたらネットでキープします。小さい魚にストマックポンプすると、弱ってしまいリリースしてもお亡くなりになることがあります。Akioは20㎝以上の魚をにストマックポンプをするようにしています。
ストマックポンプする目的ならば、なるべく早めに釣り上げましょう。魚が弱るまで待っていると胃に中のものを吐いてしまいます。引きを楽しまずに強引に寄せましょう。
①ストマックポンプで川の水を吸う
これを知らないで使っている人が結構います。水を吸わせないと空気で魚の胃を膨らませることになり大きなダメージを与えてしまいます。また、空気で胃を膨らませても、内容物はあまり吸い取れません。
②ネットごと魚をつかむ
魚を直につかむと火傷させてしまい皮膚病に罹りやすくなってしまいます。ですので、手を川で冷やしてからネットの上から魚をつかんで口を手前に向けましょう。
③胃を水で膨らます
魚の口にストマックポンプ(管)を挿入し奥へ押し込み止まったところで、水を流し入れて胃を膨らませます。入れる量としては、管部分の水で十分です。あまりパンパンにしないように加減してあげてください。このときポンプはつまんだままです。
④ポンプを離す
スパっと、つまんでいたポンプを離すと管の中に胃の内容物が吸い取られます。しかし、ほとんどが水で内容物がちょっとしかでて来ない場合もあります。これは魚が大暴れした際に吐いた可能性があります。こんな時、2回3回やっても内容物はほとんど取れませんので、諦めてつぎの魚を釣りましょう。
⑤シャーレに移す
シャーレに吸い取った内容物をだします。出しきれず管の中に残ってしまった場合は、少し水を吸ってから出すと全部出てきます。
でてきた内容物が塊になっている場合は、管先でツンツンと突っつくとほぐれますよ。
トラウトさんは魚食性もありますので、小魚がバラバラになって出てくることもあります。また、触っちゃヤバイ虫も混ざっているかも知れませんので触らないようにしましょう。
余談ですが、水の綺麗なところに住んでいるトラウトでも胃に寄生虫がいることがあるそうです。(釣り好きのお医者さんから聞きました)
⑥記録する
吸い取った内容物の記録するには、小瓶に移して持ち帰る(インセクトボトルを使う)か、写真撮影をします。お家に戻ってから何の虫なのか調べるためにも記録することをオススメします。
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投稿後記
ビギナーのときはストマックポンプを頻繁にやってました。それこそ水生昆虫の研究者のように、これはコバン、トビケラ、こらはフタバコカゲロウかな?なんてネットで調べてましたね。フライで釣れるのが当たり前のようになってしまうと、ストマックポンプはしなくなりました。ベストのポケットに入ってるだけで出番なしでした。ブログを始めたのを機会に、初心に帰り、ストックポンプのデータ集めを再開したいと思うAkioです。
追伸、流下している虫を調べる方法に、インセクトネット、インセクトミットというものがあります。後日紹介したいと思います。
☆☆コメント☆☆